新しい術式、コラーゲンボール…

Blog新しい術式、コラーゲンボールテクニックを学んできました。

8/6、8/7の二日間、お休みをもらって勉強会に行ってきました。

コラーゲンボールテクニックという術式を学ぶため二日間しっかり実習してきました。

PRDという海外の学会にも発表され認められたテクニックなので、勉強会があっても即満員になっているそうです。

それでは軽くこの術式について説明します。

今まで当院では、骨の薄い方に骨を作る治療をしていますが、基本的には作られた材料で骨の造成を行っています。

軟組織(歯肉)が薄い方には、口蓋(上顎の後ろ側)の歯肉を切ってそれを移植するという術式で対応してきました。

作られた材料での歯肉を増やす術式は、昔からあったのですが、歯肉の増える量が少ないために、当院では行っていませんでした。

それで、今回の新しい術式です。使う材料は同じなのですが、手法をかえて規模の大きい軟組織造成を可能にしました。

自家移植も非常に結果がいい治療法なのですが、どうしても体から骨や軟組織をとるために、手術を行っている場所以外に侵襲があるデメリットがあります。

今後当院では、できる限り自家移植をすることなく、作られた材料で骨造成、軟組織造成を行っていきたいと思います。

 

監修者情報

阿部 智信 あべ歯科クリニック 院長

阿部 智信 あべ歯科クリニック 院長

東京歯科大学歯学部卒業後、同大学口腔外科講座へ入局。その後、東京都・千葉県の歯科医院にて分院長を経験し2009年あべ歯科クリニックを開業する。
日本口腔外科学会、日本口腔インプラント学会その他スタディグループに所属し日々研鑽を重ね臨床に活かしている。外科処置を得意とし、数々の症例に向き合っている。

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